私の「嫉妬」攻略法〜2勝1敗からどうしよう?

好きな人に振り向いてもらえず嫉妬している人のイラスト

 

私が思い浮かべる「嫉妬」のパターンは3つあります。うち2つについては、最近はあまり感じなくなりました。だけどもう1つはあいかわらず悩ましい問題です。

 

(1)競争に負けたときの嫉妬

私の場合、最近は勝った人に対して素直に拍手を送れるようになりました。たとえばスピーチのクラブで、自分より他の人の評価が高いとき。「え、なんで?俺の方がいいスピーチをしたはずなのに」ではなく、「きっとその評価は公平なのだろうな」と思うことができます。

スピーチにかぎりませんが、今までいろんな経験を積むうちに、自分の主観的な判断よりも、他人の目に映る姿の方がより信頼できるという経験則が身についてきました。

 

(2)成功した友人への嫉妬

昔の同級生などに会うと「いいなあ」「羨ましいなあ」と思います。だからといって妬んだり僻んだり、失敗を願ったりはしません。かつて自分が失敗したり努力不足だった結果、いま上手くいっていないことがあるにしても、「いいところもダメなところも含めて自分」だと思えるようになりました。

 

(3)好きな人から愛されないときの嫉妬

これが私にとっては問題です。身近な家族でいえば、妻が子供にばかり愛情を注いで自分が無視されているように感じると、猛烈に嫉妬心がわいてきます。家族にかぎらずそんな風に感じることがときどきあって、「どうすれば感情をもっとコントロールできるのだろう」とよく考えています。

 

私の場合あえていえば、嫉妬について「2勝1敗」の状態です。みなさんはどうですか?

 

◎ラ・ロシュフコーとラッセル

フランスの貴族ラ・ロシュフコーはこう書き残しました。

嫉妬の心(うら)には愛よりもさらに多くの自己愛がある。

(岩波文庫「ラ・ロシュフコー箴言集」 324)

自己愛とは、たとえば「彼女はあの男よりも俺をもっと大切にすべきだ」という傲慢な感情でしょうか。

 

イギリスの哲学者バートランド・ラッセルは『幸福論』のなかで、嫉妬ぶかい人の習慣についてこう描写しています。

不公平が起これば早速見つけるし、起こらなければ不公平を想像する。

(岩波文庫『ラッセル幸福論』)

ネガティブな感情はその人自身がわざわざ作り出しているというわけですね。

 

ラッセルは他にもさまざまな分析をしています。

「他人と比較してものを考える習慣は、致命的な習慣である」

「自分の持っているものから喜びを引き出すかわりに、他人が持っているものから苦しみを引き出している」

私が嫉妬を感じるときもたしかに、ものごとをそれ自体として素直に喜ぶのではなく、他との関係にとらわれているように思います。

 

◎私の「嫉妬」攻略法

そんな嫉妬の攻略法は、認知・感情・行動の面からいろいろ考えられますが(興味ある方はいつでも質問してください)、いまひとつだけ選ぶとしたら、私はこんな風に思いました。

「自分が本来やるべきビジョンに戻ること」

嫉妬にとらわれているときは、その瞬間に自分がどこを目指しているのかという大きな地図が見えていないから、小さな場所で堂々巡りをしてしまうのではないでしょうか。

 

「こういう事態に対する適切な治療法は、精神を訓練すること、つまり、無益なことは考えない習慣を身につけることである」。

(ラッセル)

 

自分が本来やるべきビジョンにもどり、無益なことは考えない習慣を身につける。

…いかがでしょう。あなたはどう思われますか?

 

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