「きくこと」(傾聴と質問)がどんな問題解決に役立つか整理してみました。

付箋が並んでいる写真

すると、大きく3つ、ないし4つの分野で問題解決に役立つことが分かりました。
それをご紹介します。

①自分自身のこと

まずは、自分自身のことです。

「ストレスを感じる」という内面的なことから、「計画が立てられない」「ダラダラすごしてしまう」「行動できない」「堂々巡りで進歩がない」「どうすれば社会の中で役に立てるのかわからない」といった、実際的なことまで、傾聴と質問の技術が役に立ちます。

ストレスや不安でいっぱいな人のイラスト

②相手との人間関係

つぎに、相手との人間関係です。

「うまく話せない」「緊張する」「クレームを言われる」「相手(部下・子供)が言うことをきいてくれない」といった人間関係について、傾聴と質問の技術が役に立ちます。

相手の前で緊張したり、上手く話せなかったりして不安な人のイラスト

③特定の誰かを何とかしたい

最後に、「誰かを助けたい」「あの人をなんとかしたい」という問題です。

「身近な人を元気にしてあげたい」ということや子育て・教育。また、不登校引きこもりの問題にも傾聴と質問の技術が役に立ちます。

不安に苛まれている人を何とかしてあげたいと思っているイラスト

④人にかぎらず、問題解決一般

そのほかにも、問題解決一般について「問いの立て方」=「質問の技術」は役に立ちます。

問題解決の基本は(1)問題定義→(2)原因分析→(3)解決策の提案→(4)解決策の絞込み の順序になるので、質問の技術はとくに(1)問題定義に関わってくるのですね。

問題が分かってスッキリ嬉しいイラスト

①~③の関係について

④については別の機会に詳しくお話するとして、ここでは①~③の関係について、簡単にご説明します。

まず「②相手との人間関係」について。

相手との関係を良くするためには、自分が一方的に話すのではなく、「きくこと」の技術が有効です。

「いつ」「どこで」「誰が」「どうした」といった事実の聞き取りももちろん大切ですが、「相手がどんな気持ちで話しているのか」「相手が本当に伝えたいことは何か」といった、相手の気持ちに耳を傾けることが大切です。

「相手の気持ちを理解する」イラスト

つぎに①「自分自身のこと」

相手のことをよく聞くためには、自分自身についても耳を傾けることが必要になります。

「自分の心の声がきける」=「相手の気持ちに耳を傾けられる」
このことは密接につながっています。

「自分の気持ちを理解する」イラスト

③「特定の誰かを何とかしたい」も、②の応用になります。

人を無理やり動かすことはできません。
その人自身が「変わろう」と思わなければ、変わることはありません。

あなたがすることは、相手を無理やり変えることではありません。(それは不可能です)

あなたにできることは、②相手とのいい関係を築きながら、①その人自身が自分の心の声に耳を傾けられるようになる…その手助けをすることです。

相手に変化を押し付けるのではなくて、その人自身が変わろうとすることによって、初めていい方向への変化が期待できるのです。

「相手が自分自身を知ることに」の手助けをするイラスト

このような考えをベースにしながら、「きくこといいこと」では、コミュニケーションや自己実現における様々な問題解決に取り組みます。