エクササイズの方法

エクササイズの方法

【手順】

  1. キャラ役は自分の状況について簡単に説明
  2. 他の人は、1回目は「共感ではない」声がけをする
  3. キャラ役は自分がどう感じたかに注意を向け、確認したら合図を送る(答えなくてもいい)
  4. 他の聞き手も同様に続け、全員回る
  5. 2回目は「共感的な」声がけをする(質問もあり)
  6. 2周したら、キャラ役交代。シーンも変更。
  7. すべて終わったら感想をシェア。

 

シーン1:アリスとハンプティ・ダンプティ(危ないことをしている人・子供)

(状況/心の声)

私はハンプティ・ダンプティ。たまごのキャラクターで、塀の上に座っている。落っこちると割れてしまって、たとえ王様でももとには戻せない。でも、こうやって塀の上にいると、楽しいんだ。

あ、向こうから誰かやってきたぞ。

○共感とは違う声がけ 「          」

○共感的な声がけ   「          」

 

シーン2:はだかの王様(恥ずかしさや混乱を感じている人)

(状況/心の声)

わしは王様。2人の仕立て屋に最高の着物を仕立ててもらった。

ただし、自分の地位にふさわしくない者や手に負えないばか者には見えないという。実はわしにも見えないのだが…

大臣も家来も街の人々も口々に褒め称えてくれる中をパレードしていたところ、ひとりの子供が「王様は何も着ていない!」と叫んだ。

「王様は何も着ていない!」とざわめきが広がり、群衆が叫びだした。

え、やっぱりわしは何も着ていなかったのか。恥ずかしすぎる…。どうしよう…

○共感とは違う声がけ 「          」

○共感的な声がけ   「          」

 

シーン3:「きつねとぶどう」(怒りと悔しさ、負け惜しみ、自己正当化)

(状況/心の声)

ボクはキツネ。木の上のブドウが欲しくて何度も飛び上がったけれど、高くて届かない。何てことだ。

悔しい。ムカつく…

そしてこんな独り言を言った。

「どうせこのブドウは酸っぱい。誰が食べてやるものか」

さて、酸っぱいブドウなど欲しくないから、この場所から立ち去ることにしようか。

キツネとブドウの絵

○共感とは違う声がけ 「          」

○共感的な声がけ   「          」

 

シーン4:『浦島太郎』(絶望、孤独を感じている人)

(状況/心の声)

私は浦島太郎。いじめられている亀を助けて、信じられないことに、海の底の竜宮城へ連れて行ってもらった。

乙姫さまのもてなしに鯛やヒラメの舞い踊り。夢のような時間だったが、帰りに玉手箱を手渡され、「この箱は決して開けてはなりません」と言われた。

村へ戻ったら、そこは見知らぬ人ばかりで何百年も月日が流れたようだ。途方にくれて、玉手箱を開けると、またたくまに老人になってしまった…

○共感とは違う声がけ 「          」

○共感的な声がけ   「          」

 

声がけの例

シーン2:はだかの王様(恥ずかしさや混乱を感じている人)

(共感以外)

  • 「あなたは騙されていたんですよ」(解釈・分析)
  • 「とにかくすぐにお城に戻るほうがいいですよ」(アドバイス)
  • 「周りにイエスマンばかり集まっているからそうなってしまうんですよ」(解釈・分析)
  • 「王様失格ですね」(レッテルを貼る)
  • 「なぜこうなったか原因を追求して、今後にいかしましょう」(論理)
  • 「これにこりて、これからはいい王様を目指すべきですね」(すべきことを伝える)
  • 「大変ですね。でもこれで良かったんです。またやり直しましょう」(なぐさめ)

(共感)

  • 「突然のことに混乱しているのですね」
  • 「早くここから立ち去りたいと思っている…」「恥ずかしさを感じてる…」
  • 「仕立て屋に騙されて、怒りを感じている」
  • 「このままでは国民に示しがつかない、何とかしなければという気持ち」
  • 「いまは頭が真っ白で何も考えられない感じ…」
  • 「どうしてこうなったんだろうと腑に落ちない気持ち…」

 

シーン3:きつねとぶどう(怒りと悔しさ、負け惜しみ、自己正当化)

キツネとブドウの絵

(共感以外)

  • 「それは負け惜しみですね」(解釈・分析)
  • 「落ち着いて考えてみよう。ブドウが酸っぱいかどうかはわからないよね」(論理)
  • 「あれこれ言わない方が潔いですよ」(評価)
  • 「そんなことより、次のことを考えましょう」(話題を変える)

(共感)

  • 「あのブドウは酸っぱい。もう食べる必要はないと思ってる…」
  • 「ブドウが取れなくて残念なところもある…」
  • 「もし他に熟した果物があれば食べてみたいと思う」
  • 「最初思っていたのとはちがってたと感じている」
  • 「食べるかどうかは自分で決めたい…」

 

シーン4:浦島太郎(絶望、孤独を感じている人)

(共感以外)

  • 「あらら、だから開けちゃダメって言われたじゃない」(批判)
  • 「これからどうしたらいいか一緒に考えていきましょう」(提案)
  • 「死ななかっただけでも、あなたは運が良かった」(なぐさめ)
  • 「あなたは何もわるいことをしていないのに…何と言っていいか」(同情)

(共感)

  • 「ひとりぼっちになってしまった気持ち」
  • 「これからどうすればいいか困っている…」
  • 「何も考えられない気持ち」
  • 「約束を破ってしまって後悔している…」