15歳の君にも分かる~失敗への取り組み方:REBT入門(3)ABC理論、の続き

REBTは「ポジティブシンキング」ではない

REBTは「ポジティブシンキング」とはちがう。これ大事。

たとえば、あなたにとって大切な人が亡くなったとしよう。そこで悲しい気持ちになるのはネガティブだけど自然な感情だ

それを無理やりポジティブにとらえ「悲しみを喜びに変える」なんてことをしていても、きっと長続きしないよね。

そういう意味での「むりやりポジティブシンキング」は効果が薄いことが実証されています。

イラスト「むりやりポジティブ」

 

○ネガティブな感情には2種類ある

REBTが取り扱うのは私たちのネガティブな感情だけど、その中でもとくに「不健康でネガティブな感情」(Unhealthy Negative Emotions)になる。

たとえば、生活に支障をきたすほど落ち込んだり、相手との関係が台無しになるほど怒ったり、嫉妬で他のことが手につかなかったり…。

そうでない「悲しみ」「残念な気持ち」「イライラする」などは、あって当然だし、これからの前向きな行動にもつながるものとして、「健康でネガティブな感情」(Healthy Negative Emotions)と呼んでいるよ。

 

そして、REBTは「ネガティブ」をなんでも「ポジティブ」に変えるのではなくて、この「不健康なネガティブ」を「健康なネガティブ」へと変える方法なんだ。

イラスト「不健康なネガティブから健康なネガティブへ」

 

【「不健康なネガティブ」→「健康なネガティブ」に変える】

  • 「不安で壊れそう」→「気になるけど…」
  • 「もう無理。耐えられない〜」→「いやだけど、まあ何とか耐えられる」
  • 「嫉妬でメラメラ〜」→「羨ましいなぁ」
  • 「もう絶望。終わりだ」→「残念…」
  • 「絶対許せない!怒」→「ムカつくけど…」

 

REBTは「ほどほど」

私たちは生きているかぎり、「不健康なネガティブ感情」が湧いてきて、自分をコントロールするのが難しくなることもあるだろう。

そんなときに、むりやりポジティブに変換するのではなく、「不健康」から「健康」へ、ネガティブな感情をほどほどに適正化する。それがREBTの方法なんだ。

 

イラスト「ほどほど」

REBTが目指す生き方は、「人生を楽しみ(Enjoy)、生き抜く(Survive)」こと。

生きていると、いつも上手くいくとはかぎらない。失敗することもある。

そんなときに、感情や行動をほどほどに適正化する方法を知っておくと、役に立つってことだね。

15歳の君にも分かる~失敗への取り組み方:REBT入門(5):非合理的な思い込み=イラショナルビリーフ