「交流分析」で性格パターンを把握する
これまで1200本以上のCMに出演経験がある女性ナレーターさんが「交流分析士1級」という心理系の資格を持っているというので、ランチ&お茶しながら話を聞かせてもらいました。
ごく単純な理解でいうと、交流分析とは「心理テスト」みたいなものです。
(1)自分について
質問に答えながら性格パターンを知ります。パターンは図形的に把握できます。「この部分を高めた方がバランスがよくなる」というように性格改善に使えます。
(2)コミュニケーションについて
人と人の交流パターンも図形的に把握できます。コミュニケーションが上手くいっていないときには、「矢印が交差している部分を平行にする」というように改善のポイントがわかります。
(3)最終目的
「人生とは脚本(ライフプラン)に基づいた演劇である」という考え方で、映画の脚本を改訂していくように、より望ましい生き方をつくっていきます。
性格判断やコミュニケーションの図形化はわかりやすいので、交流分析の基本的な知識を持っておくと役に立つ場面もあるだろうと思いました。
ちなみに、そのナレーターさんはいろんな役の関係を交流分析的に理解しながら演じることもあるそうですよ。
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すこし余談。
では、交流分析の講師がみんなコミュニケーションの達人かというと、ぜんぜんそんなことはないそうです(笑)
もともと心理的な悩みをかかえた人が、心理療法に興味をもって講師もなる。そういう人は、結局いつまでたっても悩み体質から抜けきれないこともあるのだとか。
人生いろいろですね。