OARSで学ぶ傾聴教室:「聞き返し」(reflection)の基本練習
「OARSで学ぶ傾聴教室」、今回は「聞き返し」(reflection)の基本練習を行いました。
「聞き返し」(reflection/ 「反射」「繰り返し」「伝え返し」などと訳されることもある)は、傾聴/MIを実践する上で一番基本となる、また奥深い技術です。
話し手の言うことを単に繰り返せばいいということではなく、話し手の内面(感情、思考、価値観…)を一緒に探索するために行います。
今回の基本練習では、質問の形から始めて、「…ですね」「…ということですね」「…ということ」「…(語尾を下げる)」など、バリエーションを練習しました。また参加者の方から「…という感じ」という言い回しのアイデアも出ました。
今回の参加者は皆さん、対人援助職の方々でした。それぞれに仕事で活かしたいという目的を持って参加してくださっています。
オンラインでいろんな練習会に参加したり職場で実践したりしながら、以前よりも明らかに理解が深まっている方もいました。(援助職以外で、日常生活で活かしたいという方の参加も大歓迎です)
基本練習ではありますが、その先の展望(話し手の価値観を掘り下げる)までビジョンを共有できたので、次回が楽しみです。
次回(7/19 火)は今回の復習と続きを行う予定です。
(感想)
・構造化演習で聞き返しのバリエーションが増やせました!
・聞き返しの具体的展開は結構難しかったです。また、語尾が知らない間に上がっていたことは新しい発見でした。
・聞き手になることで、語尾の違いで感じ方が変わることが体験できました。
(参考動画)
日常で使える傾聴術「なぜオウム返しだけだと物足りないのか」 ※聞き返しの意味の復習に