白黒思考
「味方か、さもなくば敵か」という二分法的思考。
「アメリカ、愛するか、去るか」という類。橋下大阪市長のやり方も「白黒思考」的要素が強そうだ。堂々巡りに陥ってものごとが先に進まないときには、一刀両断、次の段階に進める強力な推進力がある。
「白黒思考」の仕組みを見てみよう。
【前提1】AかBかのどちらかだ。
【前提2】Aではない。
【結論】 ゆえにBだ。
前提1が正しければ、前提2を付加することで、問題なく結論が得られる。ただし、前提1がいつも正しいとはかぎらないところに注意が必要。
「ボクと結婚してくれなきゃ死ぬ!」は「結婚する」「死ぬ」の二者択一を迫る。しかしここでは「結婚しないし、死なない」という第3の選択肢が無視されている。
※この記事は旧ブログ「質問学」(2012-01-25)の転載です