ミラクル・クエスチョンでやる気もアップ!!〜HFC2月イベント・レポート

「ミラクル・クエスチョン」イベント告知画像「ハートのフィットネスクラブ」(HFC)2月イベント「ミラクル・クエスチョンでちょっといい未来!!」では、「ミラクル・クエスチョン」や関連した質問技法を扱いました。

感情・行動の問題への対処には、さまざまなアプローチがあります。

(1)REBT(論理療法)、CBT(認知行動療法)などのように問題の原因を探索して、改善する方法

(2)解決志向アプローチのように原因には介入せず、問題が解決した後のイメージを構築する方法

(3)マインドフルネスや来談者中心療法(傾聴)のように、「今・ここ」の自分を素直に受容することで、自然と良い変化が期待できるという方法

これらについては、特定のアプローチが常に正解というわけではなく、場合に応じて使い分けたり組み合わせたりできる、というのが私の考え(=HFCの方針)です。

3つのアプローチ

今回の「ミラクル・クエスチョン」は(2)のアプローチになります。

例えば、「スピーチが苦手」「大勢の人の前で話すのは無理〜」という人に対して、「夜眠っている間に奇跡が起きて、問題が全て解決していたら?」「落ち着いてスピーチができるようになっていたとしたら」その1日は一体何が違うのか考えてもらいます。

そうやって、「なりたい自分」を明確化し、現状との違いを知ることで、いい循環が生まれ、いい方向に変化できるようになります。

ミラクル・クエスチョンの構造の図

イベントでは、参加者に自身が「解決したい問題」「変わりたいテーマ」を考えてもらい、質問に答えてもらいました。

**************************

(感想)

・原因を追究するのではなく、変わった後の姿を想像する問題解決法もあることに気づけました。ありがとうございました。

・ミラクルクエスチョンの定義と、実際にやってみてイメージがついたこと。ミラクルが起きた時をイメージするには、少し時間をとってイメージを膨らますことがポイントだと思った。何時でもだれにでも使えるものではなく、カウンセラーの技量も必要だということもディスカッションを通じて知ることができてよかった。セルフで使えることがわかり、自分に向いているように感じたので早速活用してみたい。

**************************

ついでにいえば、「ミラクル・クエスチョンのワークをしているうちに、やる気が高まった」「動機づけ面接(MI)もこのアプローチに近い」という感想もありました。

HFCのイベントは毎月1回、オンラインで行っています。3月&4月は以下のテーマです。

3/25(土):いい答えは、いい質問から。いい質問の作り方。

4/22(土):「ポジティブ心理学」に触れてみよう

HFCサイト

ミラクル・クエスチョンで「ちょっといい未来」!〜解決志向ブリーフセラピー(REBTとの共通点/相違点)

 

クリックでフォローできます

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です