10/29(日)傾聴講座(基礎)開催します

1029日(日)に「傾聴1日講座(基礎)」を開催します。来週末です。告知が遅くなりました。

受講云々は別として、せっかくなので、私が傾聴のどこに魅力を感じているかを書いてみます。 

◎傾聴は何の役に立つか?

傾聴とは、簡単にいうと「相手の気持ちを丁寧に聴いて伝え返す技術」です。私は2年前に傾聴を知って、一生の財産ができたような気持ちになりました。

 

傾聴は何の役に立つのか?私がいちばん実感するのは、つぎのことです。

傾聴は「大切な人といい関係を築くこと」に役立つ。

もちろん傾聴の役割は他にもあって、特に「相手に寄り添いサポートすること」は大きな役割のひとつです。

これについては、どちらかひとつが傾聴の役割というわけではなく、「大切な人といい関係を築くこと」「相手に寄り添いサポートすること」は深く繋がっていると考えています。

 

◎家族との関係

私の身近な例でいえば、家族との関係があります。

家族の写真。高原にて

夏休み。伊豆の高原にて。

妻の場合

たとえば、2年前の自分はどうだったか?

考え事や作業をしているときに妻から話しかけられると、不機嫌になってしまうことがよくありました。「いま○○してる最中だから!」とイライラして怒鳴り返してしまうことも。

あるいは、何か話をされても上の空で別のことを考えていたり、さっさと切り上げようとしたり

 

それが「聴く」ことに価値をおくようになってからは、穏やかな対話が成立するようになりました。まず聴いてみることによって、気持ちが通じ合うし、話が深まります。

もちろん私自身、欠点だらけの人間なので、いつも上手く聴けるわけではありません。

でも以前と違うのは、自分が聴けなかったときは、「ああ、いま聴けなかったな」と自覚できることです。

すると、「こんどはもっと上手く聴けるといいな」と思えるようになります。

 

子供の場合

私には中学生と小学生の子供がいますが、彼らとの接し方も変わりました。

以前は、子供たちの「できない部分」を見つけて、それを直してあげようとしていました。だけど、「こうしたらいいよ」とアドバイスしても、子供はその通りにはしてくれません。

すると、子供と会うたびにその「できない部分」についてひとこと言いたくなります。だけど子供にとっては「そんな話は分かっている」「もう聞きたくない」となってしまいがちです。 

ところが、傾聴を学ぶようになってからは、「相手を『いい・わるい』と評価するのではなく、「まずはそのまま受け入れる」習慣がつきました。

子供についても、(できないところを見つけて直すのではなく)「まずはそのまま受け入れてみる」。そのうえで、できるところを見つけて伸ばしてあげる。

この方法に変えてから、子どもたち自身も伸び伸びとして、個性を発揮しやすくなったように思います。

 

ある友人の場合

私の古い友人で、今は離れたところに住んでいて、とても不器用に過ごしている男がいます。いろんな事情があって社会にも溶け込むこともできず、いまは少しずつ状況を改善しようとしています。 

以前の私は彼に良かれと思ってアドバイスをしようとして、逆に反発されることもありました。

 

今は「傾聴の練習に付き合ってほしい」とこちらから頼んで、ときどき電話で話すようにしています。 

すると、最近あったこと、うまくいったこと、うまくいかなかったこと、思ったことを、ゆっくり少しずつ話してくれるようになりました。 

こちらからは、「した方がいいよ」というアドバイスはしません。相づちをうったり「……なんだね」と伝え返したりするだけです。そして20分たったら終えて、次回の日時を決めます。

それだけで、お互いに心が通じ合っている感じが生まれて、私はいつも「ああ、傾聴を知ってよかった!」とつくづく思います。

 

以上、家族や友人との関係について書きました。

 

(その他の例)海外でスピーチ

他にも「傾聴を知ってよかった」ということは多くありますが、ここではひとつだけ例を挙げます。

今年4月に韓国旅行をしました。私が東京で参加しているスピーチクラブその姉妹クラブの姉妹クラブがソウルにもあったので、ゲスト参加してみました。

ソウルでスピーチ

ソウルのスピーチクラブにて

私は韓国語が話せません。コミュニケーションは英語になりますが、そこまでペラペラではないので、初対面の人達の前で話すのは勇気がいります。

だけどそのとき、こんな風に考えると気が楽になりました。

「自分が何を話すか」ではなく、相手に興味をもって「話を聴いてみよう」。

私が自分のことをあれこれ話しても相手にとってそれが面白いかどうかはわかりません。

だけど、「相手に興味をもって、話を聴いてみよう」と意識を切り替えることで、緊張することなく、初対面の皆さんといい時間をすごすことができました。

これは私のちょっとした体験でしたが、同じことは、初対面の人と会うとき全般にも当てはまると思います。

「何か話さなきゃ」と思うと緊張するけど、「興味を持って聴こう」と思うと、自然体のままコミュニケーションを取ることができます。

恋人さがしや婚活でも「聴き上手」な方がモテるかもしれませんね。

 

以上のように、私は「誰かといい関係を築きたい」というときに傾聴の効果を実感します。そして、上述の友人の話のように、相手の話を丁寧に聴くことが、同時にその人にとってのサポートとなる場合もあります。

 

◎傾聴講座で何を学ぶか?

10/29(日)の講座について、少し説明します。

 

こんな講座にはしたくない

 「こんな講座にしたくない」と私が思うのは、「なんとなくいいね」というだけの講座です。

講師が傾聴の良さをレクチャーして、参加者も「傾聴っていいね」となんとなく思う。「これから毎日、傾聴を心がけよう」と。

だけど、1週間もすればその思いは薄れていき、しばらく経つと「傾聴? ああ、知ってる知ってる」と、すっかり分かった気になってしまう。なのに、毎日の生活は今までと変わらない。

……それでは勿体なさすぎます。

なぜこれがダメかというと、具体的な技術が定着していないからなんですね。

「なんとなくいい」だけでは、結局使えない。

 

それは、たとえば英語の学習でも同じです。

1日講座を受けて「英語学習の魅力とコツがわかった」とします。でも、それだけでは英語が喋れるようにはなりません。

下手くそでもなんでも、とにかくしゃべる機会を作って、継続しないと上達しません。

傾聴もそれと同じで、「なんとなくわかった気になった」では、使えない。傾聴は1日1分でもいいから練習・実践することで、初めて身につく技術だと私は考えています。

 

こんな講座にしたい

では、どんな講座にしたいのか?

1日で学べることは限られています。でもその限られた条件のなかで、私は「こんな講座にしたい」と考えています。

「聴く耳を作る」

 一日講座で、傾聴のすべてができるようにはなりません。でも、しっかりやれば、少なくとも1つのことができるようになります。それは、次のことです。

・いま「聴けている」のか「聴けていない」のか、それが自分で判断できるようになる。

いつどんなときも傾聴ができているという人はいませんし、また、そうする必要もありません。

だけど、「いま傾聴ができている」「いまはできなかった」ということが自分で分かるようになる。

それができるだけで、皆さんは、今まで知らなかったコミュニケーションの道具を手に入れることになるのです。

それが、今回の傾聴講座の目標です。

ワークショップの風景

「面白い質問」ワークショップ(2016年)

岩松正史さんの傾聴メソッド

今回の傾聴講座は、私のオリジナルではありません。

(社)日本傾聴能力開発協会代表で、傾聴の入門書『「聴く力」の強化書』(自由国民社)の著者でもある岩松正史さんが、10年以上続けている傾聴の基礎講座です。この講座は私自身が2年前に受講して傾聴の魅力に目覚めた講座でもあります。

書籍「聴く力」の写真

岩松さんは、大学などアカデミックな世界で心理学を学んだわけではありません。彼にとっての傾聴の先生から継続的に学んだり、自分で試行錯誤したりしながら、オリジナルの傾聴講座を練り上げてきました。

 

私は、2年前に岩松さんの講座に出会うことで、「人の気持ちを聴く」という新しい世界を知りました。

その後、傾聴の技術の元になったアメリカの心理療法家カール・ロジャーズの本などでも勉強していますが、そのときますます感じるのが、「岩松さんの講座は、傾聴の本質的を捉えている」ということです。

「傾聴=人の話を我慢して聴くこと」というイメージをお持ちの方もいらっしゃるかもしれません。

一方、岩松さんの傾聴は「聴く人が楽になる傾聴」です。

まず自分自身との関係を良好にする。そして初めて相手の話が聴けるようになる。

 これは、傾聴について勉強すればするほど本質を捉えていると私が実感するようになった点です。

 

そんな岩松さんの傾聴一日講座は、たとえて言うならば、「傾聴の旅の一日目」なのかもしれません。

ただ講座を受けたというだけではない、傾聴の扉を開いて新しい世界を覗いてみるような体験だと、私は思います。

 

◎傾聴の価値

皆さんは、これから生きている間に多くの人と出会うことでしょう。

 そのときに、「ふだんのお喋り」や「ロジカルな議論」も、もちろん大切です。(私自身は「お喋り」も「議論」も大好きです)

だけど、そこに加えて「傾聴」の聴き方を知っておくと、相手との関係づくりが広がります。

 

「ふだんのお喋り」「議論」「傾聴」どれが一番いいのか?ということではありません。

今まで「ふだんのお喋り」と「議論」しか知らなかったとしたら、そこに「傾聴」を加えることで、コミュニケーションの幅が広がるということ。

そしてそれは、(上手く継続できれば)一生使える財産になるのです。

 

◎傾聴講座(基礎)概要

今回、私にとっては初めての「傾聴講座(基礎)」開催です。

初めてなので、正規料金の半額で行います。

至らないところも多々あるかもしれませんが、ご興味ある方はぜひご参加ください。また、受講如何にかかわらず、ご質問は気軽にお願いします。

 

傾聴1日講座®基礎編 

【日時】20171029日(日)10時~18

 ・昼食休憩が1時間あります

 ・進度により終了が、30分程度前後することがあります。

【会場】東京・JR中野駅徒歩数分(別途ご案内します)

【料金】12,500円(税込)

【内容】講座を聞くだけだけではなく、ワークやロールプレイをとおして傾聴を体感し理解していただく講座です。

知識〉

・傾聴とは(基礎知識)

・傾聴上達のために必要な知識

 技術〉

うなずき

 あいづち 

 くりかえし

 傾聴マインド〉

・傾聴するときの心のあり方

・自分と自分との関係について

・聴く人が楽(らく)であるために知っておきたいこと

 

申し込み方法

講座受講ご希望の方はメールフォームに、お名前(ふりがな)・メールアドレス・お問い合わせ内容「傾聴1日講座受講希望」を記入して送信ください。メッセージ本文には、「電話番号(連絡が取りやすい携帯など)と「備考・質問など」(何かあれば)をお願いします。

申し込み用メールフォーム

2日以内に返信さしあげます。その他、ご質問などあれば、お気軽にお問い合わせください。

 

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