一生役立つコミュニケーションスキル〜「傾聴1日講座・基礎」(1/20 土)のご案内

最近「夫婦仲いいね」と言われることがあります。

私の家族の話そのものには皆さん興味ないと思いますが、この二年間で「何が変わったか」については参考になるかもしれないので、よかったらお読みください。

 

私と妻の関係は二年前、こんな感じでした。

私の興味は外に向いています。妻の興味は子どもに向いています。(実際にはもっといろんな矢印がありますが、ここでは単純化しています)

 

ところが、最近は以前と比べてこんな風になりました。

私と妻の間にできた矢印これは「相手の話を聴くこと」です。

以前は妻が話しかけてきても「いま忙しいから」とそのまま自分の部屋にこもったり、「それは違う」と反論していたのが、とりあえず話を「聴く」ようになりました。

すると私に、久しく忘れていた気持ちが蘇ってきました。それは「いま、この瞬間を大切にしたい」という想いです。そうして、たまに二人ででかけるのが楽しくなりました。

外出前には子供のことやいろんな用事のことでケンカ寸前になったりもしますが、とにかく、ちょっとした外出ができるだけで嬉しいと感じるようになりました。

私の中では、この感覚は「傾聴」と繋がっています。

あくまで個人的な体験ではありますが、傾聴を学びはじめなければ、私にはこの変化が起こらなかった気がします。

 

◎傾聴とは?

相手の話を聴いて伝え返す技術

「傾聴」とは「相手の話を丁寧に聴いて伝え返す技術」です。

相手がそのとき思ったり感じたりしていることを「いい」「わるい」の評価を下さず、そのまま受け入れて伝え返すコミュニケーションのスキルです。

そのまま聴く様子のイラスト

たとえるならば、相手が今どんな状態にあっても「一緒に寄り添って歩く」ような聴き方です。

これは練習してはじめて身につけることができます。

なぜなら、ふだん私たちはつい良かれと思って相手の話に評価を下したり、アドバイスや反論したりしがちですから、そうでない聴き方は練習しないと身につかないのです。

 

傾聴における「話し手」と「聴き手」の関係を俯瞰すれば、次のようにもいえます。

他の時間はバラバラでも、そのときだけはそのまま聴いている様子のイラスト

いつもはお互いに別々の行動をとっていても、まさにその特定の時間だけは相手の気持ちを「そのまま受け入れ、理解する」…これが「傾聴」です。

だから傾聴においては、「いまこの瞬間」の感情の流れを汲み取ることが重要になります。

こんな風に考えながら、私の場合は「傾聴」と「いまこの瞬間の身近な関係を大切にすること」が重なりあうようになりました。

 

傾聴の使い方

アメリカの代表的な心理療法家カール・ロジャーズの「来談者中心療法」をベースとする傾聴は近年、日常のさまざまな場面で活用されるようになってきました。

高齢者施設などでお年寄りの話を聴く「傾聴ボランティア」という活動も普及しています。

私の経験でいえば、「聴く」技術を学んでから初対面の人とも話がしやすくなりました。

ソウルでスピーチ

これは今年四月にソウルのスピーチクラブを訪問したときの写真です。

自分から「あれを話そう」「これを話さなきゃ」と思うと緊張しますが、「そこで会う人たちの話に耳を傾けてみよう」と思うことで、リラックスして参加することができました。

 

REBT心理士補の合格通知

また私は最近、REBT(論理療法)の心理士補試験に合格しました。

REBTは、感情や行動が上手くいかない原因を解明・改善していくという、傾聴とはまったく違うアプローチの心理療法です。

ところがこのREBTを学べば学ぶほど、私は同時に「傾聴を学んでよかった」と実感しています。目の前の相手の話を丁寧に聴けなければ、どんなに役立つ技術も効果を発揮できないからです。

実際に傾聴は、あらゆるカウンセリング/セラピーの基礎技術となっています。

 

日常会話とは違う、また相手を励ましアドバイスすることとも違う「傾聴」を知っておくことは、すべての人にとってコミュニケーションのツールを1つ増やすことです。

「傾聴」のスキルは家族や友人関係、就活や婚活、会議や営業など、コミュニケーションが必要とされるあらゆるシーンで役立てることができます。

皆さんも、機会をみつけて傾聴を学んでみませんか。

岩松式メソッド

私が二年前に初めて傾聴を学んだのが、『「聴く力」の強化書』(自由国民社)の著者でもある岩松正史氏「傾聴1日講座」でした。

書籍「聴く力」の写真

岩松さんの講座の特徴は二つあります。

ひとつは、一日の講座内容がただ順番に並んでいるのではなく、「心に強く印象づけるための工夫」が盛り込まれていることです。これは岩松さんが十年以上かけて練り上げてきた財産だといえるでしょう。

もうひとつは、「聴く人から楽になる傾聴」です。「ひとりが話してもうひとりが我慢して聴く」のではありません。聴く人から楽になる!

……私も最初は不思議に思いましたが、傾聴の元祖であるロジャーズの著書を読むうちに、「まず自分との関係を良くすること」が傾聴にとって本質的な条件だと確信をもつようになりました。

 

傾聴1日講座(基礎)開催します

120日(土)東京にて開催

岩松さんが十年かけて築いた「傾聴1日講座・基礎」を2018120日(土)に開催します。

私が講座を開くのは前回の開催につづいて、二回目になります。

前回の講座の様子

基本的な内容は岩松さんの1日講座と同じですが、私が開催する場合の特徴は次の二点です。

割引価格で受講できます。「岩松さんの傾聴講座に興味があるけれど躊躇していた」という方には絶好の機会です。

私自身の学びや経験もまぜてお話します。広告や番組制作などコミュニケーションの仕事と関連して。また私が学んでいるREBT(論理療法)やMI(動機づけ面接法)との共通点や違いについてなど。

 

2018年。新しい年のはじまりに、一生役立つ「傾聴」のスキルを学んでみませんか。

 

<開催内容>

傾聴1日講座®基礎編 

【日時】2018年1月20日(土)10時~18時

 ・昼食休憩が1時間あります。

 ・進み具合により終了が多少前後することがあります。

【会場】東京・JR中野駅徒歩数分(別途ご案内します)

【料金】12,500円(税込、振込手数料別) ※この割引価格で受講できるのは今回が最後です。

【内容】講義を聞くだけではなく、ワークやロールプレイをとおして傾聴を体感し理解していただく講座です。

〈知識〉

  • 傾聴とは(基礎知識)
  • 傾聴上達のために必要な知識

 〈技術〉

  • うなずき
  • あいづち 
  • くりかえし

 〈傾聴マインド〉

  • 傾聴するときの心のあり方
  • 自分と自分との関係について
  • 聴く人が楽(らく)であるために知っておきたいこと

申し込み方法

受講ご希望の方はメールフォームに

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