子育て、傾聴、MI、REBT

週末は代々木でREBT(論理療法)のスキルアップコースを受講しました。

2年かけて、REBT心理士を目指すコースの初日。いろんな学びがありましたが、とくにREBTの活用範囲はカウンセリング/セラピーにとどまらない」という話が印象的でした。認知行動療法のひとつであるRBETは、本場アメリカでは教育やビジネスをはじめ様々なシーンで活用されているそうです。

代々木オリンピックセンターの筆者

活用シーンに思いを巡らせているうちに、私が学んでいる3つの心理療法の「傾聴」「MI」「REBT」の関係が整理されてきました。

たとえば子育てのシーンで、どんな使い方ができるか考えてみます。

まず比較のために、子育てが上手く機能しない典型的パターンを挙げます。

みなさんも自分が子供のとき、あるいは親の立場になったとき、こんな経験したことはありませんか?

 (子育てが上手くいかない典型例)

親が自分の「正解」を子供に押し付けようとする。だけど子供は親の期待どおりにはできない。その結果、子供は自信を失ったり、反発したりするようになる。親もストレスがたまって、親子の関係がギクシャクする。

 

そのような「上手くいかないパターン」に対して、「傾聴」「MI」「REBT」は、それぞれ特色あるコミュニケーション法を提示してくれます。それを思い切って「3つの段階」として整理してみましょう。

第1段階:傾聴

まずは、子供の存在をそのまま受け入れてあげること。そして子供の話、とくにその気持ちの部分を、焦らず丁寧に聴いてあげる。子供は「ちゃんと聴いてもらっている」「わかってもらっている」という気持ちになる。 

第2段階:MI

できた」「してみたい」「やる気になってきた」など、いい方向に変化するきざしがあれば、「へえ~できたんだ」など、しっかり認めてあげる。それを重ねることで、本人のやる気が高まっていく。(「どうせわたしなんか」というネガティブな発言はスルー。無理やり励ますのではなく、本人の前向きな言葉を見つけて伝え返してあげるのがコツ)

第3段階:REBT

(感情や行動面で)改善したいことがあるとき、共同作業で原因を発見し(そこには何らかの「思い込み」や「捕われ」があるはず)、毎日の訓練で積極的に改善をはかる。

 

いかがでしょう。3段階に分けたのは、あくまで一つの整理の仕方にすぎませんが、どのコミュニケーション法も最初に挙げた「親の正解を押し付ける」こととは違うアプローチだということが伝われば嬉しいです。

 

それぞれに必要な技術がありますが、本格的に学ばなくてもまずオススメできるのが、子供の話をよく聴いてみること(傾聴)、前向きな発言を見つけて伝え返すこと(MI)です。

そのときの目安は、「自分が正解やアドバイスを押し付けていないか」。1分でも2分でもいいので、「正解やアドバイスの押しつけなしに、話を聞くことができるか」ためしてみるといいですよ。

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