傾聴:ビジネスでも「気持ち」を聴こう!〜岩松正史著『その聴き方では、部下は動きません』(朝日新聞出版)

(社)日本傾聴能力開発協会(JKDA)岩松先生の新刊『その聴き方では、部下は動きません』(朝日新聞出版)拝読。

…といいつつ、いまのところ電車移動中にざっと目を通した程度なのですが(笑)、こういうものは「あとでちゃんと読んでから感想書こう」と思っても書かないので、簡単ながら感想をメモしておきます。岩松先生は、私が最初に傾聴を教わった師匠です。

『その聴き方では、部下は動きません』写真

ひと言で言えば、「カウンセリングや改まった悩み相談じゃなくても、ビジネスの場でも傾聴が使える!大切だよ」という本でしょうか。

傾聴とは相手の「気持ちを聴く」聴き方。表向きに聞こえてくる言葉ではない「その根っこにある言葉を言いたくなる気持ち」…これを聴く方法ですね。

私はいま論理療法(REBT)中心に記事を書いていますが、カウンセリングの技法を学べば学ぶほど、「最初に傾聴を習っておいてよかった」と実感します。目の前の相手がいま、この瞬間、どんな気持ちでいるのか、どんな価値観を持っているのか、その人にはどんな世界が見えているのか。…そこに興味を持つことがコミュニケーションの基本となると思うからです。

人と人との関係であるかぎり、ビジネスの場でもこのことは当てはまりますね。(私はこれまでしてきた沢山の失敗を思い出して恥ずかしくなりました。笑)

同じ山に登るのにもいろんなルートがあるように、傾聴への入り口はいろいろあっていいと思います。ビジネスの場で、今までとは違う「気持ちを聴く」コミュニケーションを身に着けたい人はぜひ手にとってみてください。

 

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