オンライン哲学カフェ「ふぃっとねす」〜第1回:怒りのアンガーマネジメント!
先週の記事「アンガーマネジメントに学ぶ10の対処法〜怒りをコントロールするか。怒りにコントロールされるか。」がなかなか好評で、もう少し掘り下げて考えてみたいこともあり、ちょとした思いつきで「オンライン哲学カフェ」を企画してみました。
○企画概要
Zoomを使ったオンライン「哲学カフェ」(テーマを決めてあれこれお喋りする会)です。
5月の週末のひととき、気軽にディスカッションしながら、暮らしの「フィットネス=自分にぴったりくる感覚」を手に入れませんか。
第1回のテーマは「怒りの対処法」。
いま話題の「アンガーマネジメント」では怒りに対するさまざまな対処法が紹介されています(ディレイテクニック、コーピングマントラ、タイムアウト、アンガーログ…)。一方、そもそもなぜ「怒り」が生じるのかという基本的な洞察においては、「怒りの原因は出来事そのものではなくその人が抱くビリーフだ」という論理療法(REBT)のABC理論が踏襲されています。
REBT心理士でありNYのエリス研究所認定アドバンストコースを修了した主催者(藤本)が「怒り」と「その対処法」についての題材を提供し、続いてディスカッションの時間を設けます。参加者からの事例提供も歓迎します。
「怒り」についての「ちょっと新しい見方」を手に入れましょう。お気軽にご参加ください。
○参考:哲学的・文学的名言を少し紹介
「怒り」については、古今東西、さまざまな名言があります。ほんの少しだけ紹介しましょう。
「怒りは必要なものである。怒りがなければ、怒りが心に満ちあふれ気概に火をつけるのでなければ、なにごとも打ち破ることができない。ただし、怒りを指揮官でなく、兵士として扱わねばならない。」
――アリストテレス(古代ギリシャの哲学者)
「怒りに対する最大の対処法は猶予を置くことである。」
――セネカ(古代ローマの哲学者)
「怒ったときは言葉を発する前に10数えよう。激しい怒りなら100数えよう。」
――トーマス・ジェファーソン(1801〜1809、アメリカ合衆国大統領)
「怒ったときは4数えよう。激しい怒りなら、悪態をつこう。」
――マーク・トウェイン(1835〜1910、アメリカの小説家)
怒りにコントロールされてしまうのか。それとも、自分が怒りをコントロールするのか。あなたなら、どうやって怒りに向き合いますか?
○開催概要
開催概要は以下のとおりです。
【日時】2020年5月30日(土)14時〜16時
【会場】Zoomによるオンライン開催(参加者にはアドレスをお送りします)
【参加資格】特になし。
- 「怒り」の対処法に関心がある方
- コミュニケーションのスキルアップに興味がある方
- ディスカッションや発表を楽しめる方
- 日常の問題解決のヒントを得たい方
- 話すよりも聞いているのが好きな方
- 休日の暇つぶしをしたい方
などなど、歓迎します。
【定員】10名
【参加費】2,000円(PayPal, 銀行振込など) ※原則、事前振込でお願いします。
参加希望の方は、お問い合わせフォーム、あるいは直接メッセージ等でお願いします。
○主催者プロフィール
私のプロフィールです。
藤本祥和(ふじもとよしかず)
ラジオディレクター/REBT心理士
東京大学文学部哲学科卒業。ラジオのCM、人権啓発番組、英会話番組などに携わる一方で「人がその人らしく生きられる方法」に関心を持ち、認知行動療法の主要技法である論理療法を中心にカウンセリングやコミュニケーション技法を修得。
日本人生哲学感情心理学会(旧・論理療法学会)会員。NYのアルバート・エリス研究所認定アドバンスト・コース修了。
また「傾聴しながらガイドする」対話技法であり法務省の研修でも取り入れられている動機づけ面接(MI)では、寛容と連携の日本動機づけ面接学会(JaSMINe)会員。2020年10月に米国ニューメキシコ州で開催されるMINT(動機づけ面接トレーナーネットワーク)トレーナー研修に参加が決定。
その他、日本傾聴能力開発協会(JKDA)会員。傾聴サポーター、傾聴講師。
東京都在住。高校生と中学生の2児の父。趣味はギターでビートルズを弾くこと。水泳。自転車通勤。
著書『笑って禁煙できる本』(白夜書房)