傾聴:「開かれた質問」から「聞き返し」を作る

「OARSで学ぶ傾聴教室」、今年初回は「10分の傾聴セッション」。「今年やってみたいこと」をテーマに傾聴セッションを行いました。

◯感情に注目する

Aさんは以前、事柄の方に興味が向かうクセがあったのが、今回は話し手の感情に注目し、そこを聞き返すことができるようになりました。練習の成果!

「どんな言葉で気持ちを聞く」のイラスト

◯「開かれた質問」から「聞き返し」を作る

傾聴とは、話し手の内面を積極的に理解する聞き方。その時に、「話し手に質問する以外にどんな応答があるか」のディスカッションを行いました。

このとき最重要のスキルが「聞き返し」(reflection)。「開かれた質問」から「聞き返し」を作る方法を確認しました。

仮説形成による聞き返しのイラスト

(例)※「運動したい」というCLに対して

開かれた質問:「なぜ運動したいのですか?」

仮説を立てて聞き返す

(手順1)開かれた質問に対する答えを推測する。(運動したいのは「健康のため」「スッキリするから」「体型維持のため」など)

(手順2)その仮説を用いて聞き返す。(「健康を大切にしているんですね」etc.)

※仮説形成よる聞き返しは、必ずしもピッタリ正解である必要はない。誠実に行えば、それが、話し手が自己探索を行う手がかりとなる。

これができると、スムーズな会話の中でCLの内面を協働して探索できるようになる。

傾聴が Active Listening とも言われるように積極的・能動的なコミュニケーションであるゆえん。

(感想)

傾聴の練習セッションをやってみて、相手の気持ちを聞くという自己目標を少しづつですが、意識してできるようになってきました。

次の目標も明確になりました。

聞き返しと開かれた質問の使い分けを意識的に出来るようになることです。個人的には聞き返しが相手をサポートしている感覚があり、好きです。

ありがとうございました。

「OARSで学ぶ傾聴教室」は、毎月2回開催中です。

第1火曜:傾聴

第3火曜:動機づけ面接(MI)

1/17(火)MI

2/7(火)傾聴

2/21(火)MI

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各日ともセッション練習+ディスカッションの予定。傾聴・MIはスポーツや楽器の練習と同じで、継続して練習することで上達します。お気軽にご参加ください。

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