REBTの視点から〜完璧主義は役に立たない
最近、がっかりしたことがありました。
AとBどちらの可能性もある状況。僕はAになってほしいと願っていたのに、結果はBになったんですね。
別に誰がわるいわけでもないんですけど。
ああ、がっかり〜
世の中、いつも思い通りになるわけじゃない。
これは10円玉でもわかります。
10円玉でコイントスをしてみます。「表が出てほしい」といくら願っても、確率は50%です。
たまたま願いどおり表がでたとしても、次に表がでる確率も50%…
10回つづけて表の確率は、1024分の1、つまり 0.1%よりも小さいのです。
日常生活もこれと同じで、いつも思い通りになることはありません。
REBTの視点から〜完璧主義は役に立たない
○完璧主義は「絶対に表が10回!」と同じ
完璧主義もこれと同じです。
成功したいと願うこと、そのために努力することはOK。
ところが、その願望をエスカレートさせて「絶対に成功しなければならない」「成功しなければおしまいだ」と思い込んでしまうと、失敗したとき対応できなくなります。
「彼女と付き合えたらいいな」(願望)はよくても、「絶対に彼女とつきあう!そうでなければおしまいだ」は危なっかしいですね。
完璧主義は「先延ばし」のもと
さらに言えば、完璧主義のもうひとつの弊害は「先延ばし」につながることです。
「完璧にできなければならない」と思い込む人は、失敗を恐れて挑戦すらできなくなります。
「絶対に表が10回でなければならない」と思う人は、コイントスに挑戦することができません。
10回じゃなくても、1回でも同じです。
「絶対に表でなければならない(そうでないと耐えられない)」人は、やっぱり挑戦することができません。
成功と失敗はコインの表と裏。表に執着しすぎると、裏に耐えられなくなります。
完璧主義は役に立たない。(失敗に対応できない。また、挑戦できなくなる)
「表がでてほしいけど、裏がでることもあるよね」と、ほどほどに考えるのがオススメです。
(余談)ちなみに造幣局では作業の必要上から、年号のある側を「裏」としているのだとか。10円玉なら「平等院鳳凰堂」が表ですね。
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