「ワクチン接種をためらう方への MI手引書」(原文と和訳)
大阪で糖尿病専門医をされている島田健先生が、動機づけ面接(MI)の共同創始者であるスティーブ・ロルニック先生のハンドブック(PDF) “MI for Vaccine Hesitancy” を和訳したので、原文と合わせてシェアします。
MI for Vaccine Hesitancy- A Handbook
MIのフォーラムでも昨年から、新型コロナワクチンをためらう人々にどうMIが役立つのか、ロルニック先生を筆頭に熱く議論されているそうです。
このハンドブックはオンライン学習の Pcychwireで配布されているものですが、「自由にダウンロード、プリントアウトしてください」(Feel free to download and print this out) とのことなので、今回、日本語版を作成しました。
原文は9ページのPDFです。
【ハンドブックの内容】
(1)MIの要点
「避けるべきこと」(正したい反射、否定的な評価を伝える…)、「態度」(思いやり、相手への興味…)などの要点の説明
(2)役立つフレーズ
「関わり」「相手を理解する」「情報提供」などの場面で役立つフレーズの紹介
(3)ケーススタディ
3_1:患者を説得しようとする場合(うまくいかない)
3_2:傾聴的に接する場合
3_3:MIの例
ご存知のとおり、大阪は新型コロナ第4波に襲われ、強毒化した変異株の広がりにより若年層の感染や重症化が目立ち、医療崩壊を来している状況です。
島田先生の周りの医療職の方々も最前線で非常に過酷な状況で働いているそうです。お時間のない中、ハンドブックの和訳を作成するのも大変だったと想像します。
皆さま、よければぜひ現場で、またMIの学習に活用してください。
藤本祥和(REBT心理士/動機づけ面接トレーナー)
※追記(2020年5月27日)
○相互学習コミュニティ「ハートのフィットネスクラブ」
セルフケアの習慣化を目的とした相互学習コミュニティ「ハートのフィットネスクラブ」メンバー募集中です!(参加費1000円/月) ご興味あればリンク先チェックしてみてください。
傾聴/MIのデモセッションをYoutubeにアップしました。(デモセッション「傾聴しながらガイドする」)
動機づけ面接(MI)がどんな技法なのか、興味ある方はぜひご覧ください。