先延ばしにして始められない人の頭の中(REBT的考察)
先延ばしにして始められない人の頭の中にはいろいろと余計なものがあります。
たとえば、自分のホームページを作りたいのになかなか取りかかれない人はこんなことを考えているかもしれません。
(いろいろ考えていること)
- ホームページを作っても誰も見てくれなかったらどうしよう…
- 誰かに批判されたらどうしよう…
- 笑われたらどうしよう…
- 思ったとおりのクオリティになる自信がない。
- ホームページ作るのって手間がかかりそう。嫌だな。
- アクセスが伸びなかったら恥ずかしい
- いまはまだやる気がでてこない。やる気がでたら始めるんだけど…
いろんなことが頭を巡って、いつまでたっても取りかかれない。
これは言い換えれば、取り掛かる前に多くの「条件」をつけていることになります。
(ホームページ制作に取り掛かるための条件)
- みんなが見てくれる
- 誰も批判しない
- 誰も笑わない
- 思ったとおりのクオリティになる
- 手間がかからず楽にできる
- アクセスが伸びる
- やる気がでてくる
ほらね。作り始める前から、実にいろんな条件をつけていますね。
だとすると、このひとの頭の中を文章で表すと、こんな風になっているかもしれません。
(頭の中)
ホームページを作りたいなあ。みんなが見てくれて、誰も批判しないで、笑ったりしないで、思ったとおりのクオリティになることが分かっていて、楽にできて、アクセスが伸びる保証があって、やる気が湧いてきたら、ホームページづくりに取り掛かろう。
うーん。これでは永遠に始められませんね。
シンプルに始めてみる
逆にいうと、物事を始めるコツは「条件」を取り払って、シンプルに始めることです。
ホームページを作りたい。始めてみよう。
ね、シンプルでしょう?
誰でも、知らず知らずの間に「条件」をいろいろと設けてしまいがちです。
それは「泳ぎ方をマスターしたら、泳ぐ練習を始めよう」というようなものです。
それより、「泳ぐ練習をしよう」の方が簡単ですよね。
やりたいことを始めるコツ。それは、余計な条件を取り払って、シンプルに始めること。
皆さんも、自分がやってみたいと思っていること、シンプルに始めてみませんか。
藤本祥和(REBT心理士、動機づけ面接トレーナー)
セルフケアの習慣化〜「ハートのフィットネスクラブ」主宰(入退会自由です。お気軽に)