自己肯定感が低すぎる人の頭の中(REBT的考察)
「私、自己肯定感が低くて…」と、悩んでいる人はいませんか?
「自己肯定感」とは、「自分をありのままに受け入れ肯定する感覚」のこと。
もしあなたが「自己肯定感の低さ」で悩んでいるとしたら、根本的に間違えている点があります。
◯財布を他人にあげてしまうひと
こんな場面を想像してみましょう。
あなたは、全財産が入った財布を他人にあげてしまいました。
そしてその後に、「お金がない〜。どうしよう〜」「誰もお金をくれないぃぃぃ!」と、焦りと不安でいっぱいになってしまいました。
なんかヘンですよね。
自己肯定感が低い人の頭の中は、たいていこんな風になっています。
(自己肯定感が低い人の頭の中)
「私の価値は他人との比較や他人の賞賛で決まる。それなのに現実は、私は◯◯さんより劣っているし、おまけに✗✗さんも△△さんも私を評価してくれない。ああ、どうしようぅぅぅ。私は価値のないダメ人間だぁぁぁ」
大切な財布(=自分の価値)、他人にあげちゃったらダメですよ!
◯シンプルに自己を受け入れること
自分の価値を他人基準にしてしまった時点で、あなたは全財産を人にあげてしまったのと同じ。他人の反応を伺いながら、一生焦りと不安で過ごすことになります。
なぜなら、あなたがあらゆる分野で他人より優れていて、同時に他人から賞賛を受け続ける可能性はほぼゼロですから。
他人基準であれこれ条件をつけるのではなく、シンプルに自分を受け入れること。不完全で過ちやすい自分をひとりの人間としてそのまま認めること。今日から始めてみませんか。
藤本祥和(REBT心理士/動機づけ面接トレーナー/「ハートのフィットネスクラブ」主宰)
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