モアイのハート〜新年の目標設定と「重要度」の上げ方(動機づけ面接)
新年明けましておめでとうございます。
2020年を迎える直前、私はこんな姿でした(笑)
自宅でのんびり紅白歌合戦を見ていたところ、90年代ビジュアル系ロックバンド好きの娘(高校生)がバンド風メイクを始め、ついでにやってもらったしだいです。
他愛ないけれど、思い出に残る年越しでした (^^)
モアイのハート〜新年の目標設定と「重要度」の上げ方(動機づけ面接)
○長続きしない計画には○○が足りない!
さて、年の初めに一年の目標を立てた方も多いのではないでしょうか。
- 目標を立てる(計画する)→実行する
計画すること自体はいいいことですが、やる気が長続きせずに正月気分が終わるとともにウヤムヤになってしまうこともあります。
それはなぜなのでしょう?
「計画→実行」がうまくいかないとき、そこに足りないのは、ズバリ、「モアイのハート」です!
「モアイのハート」とは私がいま考案したことばですが、モチベーションを考えるときに本質的な話なので、よかったら続きをお読みください。
イースター島のモアイ像は有名ですね。
この地上に見えている顔の部分を「計画→実行」だとしましょう。
だけど、見えている部分だけでは上手くいかないときがああります。
そのときは、見えていない、地下に埋もれている部分に注目します。
たとえば、こんなイメージです。
もちろんこれは想像の絵で実際のモアイとは違いますが、要は「目に見えないハートの部分に注目しましょう」ということです。
○「重要度」と「自信度」に注目
「計画→実行」がうまく行かないときに欠けているのは、その目標に対する「重要度」と「自信度」です。
たとえば、高校生が勉強に身が入らない場合、本人にとって勉強の「重要度」が低いことが考えられます。重要度が低いと、どんなにいい計画を作っても長続きしません。
あるいは、重要度が高くても「自信度」が低い場合もあります。
勉強の大切さを本人が分かっていても、両親が他の優秀な兄弟と無神経に比較することがネックになって、自信度が上がらない→勉強する気が起きない、というようなケースも考えられます。
この「重要度」「自信度」を上げるときに鍵となるのが「表には見えないけれどその人が大切にしている価値観」です。
たとえば、本人にとって重要な価値観が「女性にモテたい」だとします。その場合は「勉強」と「モテたい」を対立させるのではなく、両者を結びつけるロジックを見つけられればいいわけです。
- 「勉強する」→「いい大学に入る」→「いい企業に就職する」→「女性にモテる」
このロジックが見つかると、「勉強」の重要度を上げることができます。
もちろん、人によっては別のことが大切という場合もあるでしょう。たとえば「人から感謝されることが大切」という人もいます。
- 「勉強する」→「医学部に入学する」→「医者になる」→「病気の人を助けて感謝される」
こんなロジックが見つかると、勉強の重要度を上げることができます。
「遊ぶことが好き」だっていいわけです。そのときは「勉強」と「遊び」を対立させるのではなく、リンクさせるロジックを見つけます。
- 「勉強する」→「周りから信頼される」→「堂々と遊べる」
あるいは…
- 「勉強する」→「多様な視点を身につける」→「新しい遊びを作り出す」
でもOKです。
ポイントは本人が大切にしている価値観と目標を結びつけることです。
○自分の価値観をさぐってみよう
一年の計画を立てるときに「モアイのハート=目には見えないけれど自分が大切にしている価値観」も合わせて考えてみてください。
「今年は○○がしたい」→「○○がしたいのはなぜ?」というように、理由を掘り下げていけば自分も気づかなかった価値観が見つかるかもしれませんよ。
…私ですか?
私は「役立つ情報をユニークに伝えること」に価値を感じています。
昨年はあれこれ試行錯誤しながらも、毎週ブログ記事を更新できて幸せでした。
そして、コツコツと続けることで今までになかった繋がりや信頼関係が生まれた年でもありました。
今年はブログを続けながら、現実の問題解決とのリンクをさらに追求していこうと思います。
2020年もどうぞよろしくお願いいたします!
※「重要度」と並んで「自信度」の話も同じく「モアイのハート=表からは見えないその人自身の価値観」と関連するのですが、長くなるのでまた別の機会に。