エンパシーの実践へ〜哲学カフェ「エンパシー(共感する力)」のご報告

連休最終日、「オンライン哲学カフェ」を開催しました。

今回のテーマは「エンパシー(共感する力)」

前回「アンガーマネジメント」から引き続き参加してくださった方もいれば、ブログを見て申し込んでくださった方もいて、私も良い緊張感で臨めました。

zoomのスクリーンショット

○今回の内容

2時間の内容は大きく分けて3つ。

  1. エンパシー(共感)とは何か
  2. エンパシーを理解するオリジナルワーク
  3. ディスカッション他(マインドフルネスのミニワークも)

「本日の進行」のスライド

 

「共感」の話題にロジャーズは欠かせません(ファンとして。笑)

ロジャーズのスライド

 

オリジナルワークはたとえばこんな感じ。

恥ずかしさや混乱を感じている人に対して、あなたならどんな声がけをするか、共感的/共感的でないアプローチを考えます。

オリジナルワークのスライド

共感的な関わり方を確認しながら、「場合によっては指示やアドバイスも有効では?」「だとすると、それはどんな場合?」などディスカッションも盛り上がりました。

カウンセリングの中核的スキルのひとつであり、また日常のコミュニケーションの心強い選択肢になる「エンパシー(共感)」について、参加者の皆さんが実践的に考えるきっかけになれば嬉しいです。

 

(参加者の感想)

(男性・40代)

「エンパシー」に関して講義・ワークを通し、自分の思考の癖について、幾つか大切な気づきが得られました。とても落ち着いた気持ちが得られ有難いです。コミュニケーションの改善のヒントも、得られた様に感じます。

 

(女性・30代)

いつも藤本さんのHPを拝見していたので、エンパシーや自動思考について少し知っている状態で参加させていただきました。参加してお話を伺ったりディスカッションを行ったりする中で、知識の独学では得られない「腑に落ちる」という感覚を得られました。

他の参加者の方と交流して意見交換できるのは新鮮で、視野が広がったと感じています。

私は参加する前に「共感といっても、否定的な話や答えのない話にはどのような声かけをしたらいいのだろう」と疑問がありました。今回「アリスとたまご」のワークを行なって、声かけをする側・される側の感覚をどちらも擬似経験したことで、疑問を解消できました。これまで知らず知らずのうちにアドバイスや評価をしていたことに気付いたと同時に、必ずしも相手の気持ちに対してピタリと当てはまる声がけでなくていいということは私にとって大きな収穫でした。

とても興味深い内容であっという間の2時間でしたが、進め方と時間配分もちょうど良いと感じました。

 

(男性・30代)

共感的な応答はこの言い回し、という固定観念にとらわれずに、相手にフィットした言い回しをその都度考えていきたいです。

 

(女性・40代)

普段zoomの講座を受けるとやっている時は夢中でも終わると疲れていることがあるのですが、リラックスした雰囲気で、休憩も水分摂取も気軽にできて、疲れを感じませんでした。

 

(女性・50代)

ブレイクアウトルームはとてもよかったです。もう少し長くても良かったかもとも思いました。ただ、物足らないぐらいがちょうどよいのかも!

 

(女性・40代)

「共感」について少人数でワークも交えながらとても充実した講座で勉強になりました。具体的なケースをあげて、それについて共感とそうでない場合の声掛けをしていく中で、よりリアルに気持ちを感じることが出来て、理解が深まりました。ケース例も様々な事例でとても良かったと思います。 個人的には共感だけでなく、信頼関係が出来ていればアドバイスも良いと言う気づきもあり、日常生活や仕事に置いてもまず共感、そして日頃から信頼関係を築くことが大事だと感じました。

 

今後に向けて

今回は、単なる知識にとどまらず、日常生活で「エンパシー(共感)」どう使うかという点からディスカッションできたことで、私にも大きな収穫がありました。

エンパシーを表すイラスト

10月は私自身も3日間の動機づけ面接トレーナー研修受講(アメリカとのオンライン講義なので昼夜逆転!)、11月には足立区のまちづくり助成金を受けた研修も始まります。

次回は、できれば11月3日(火・祝)または11月24日(月・祝)のどちらかで開催できればと考えています。

テーマは「ストレスコーピング(対処法)リストを作ろう!」(仮)

ご興味ある方は少し気にかけていただければ幸いです。

 

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