アティチュード(ココロガマエ)に注目すれば、感情を整えやすくなる〜REBTの国際大会とともに


先月、REBTの国際大会に参加しました。

もともとインドのムンバイで開催される予定がオンラインになり、日本からでも週末の用事の合間にアクセスすることができました。

国際大会のzoom記念写真

国際大会の参加証明書

昨年2月、コロナが本格化する直前にムンバイで会った先生、スタッフ、受講生にも再会できて感無量でした。

REBT、そしてMI(動機づけ面接)については、海外の情報を学びながら、自分なりに咀嚼して、日本の皆さんにもエッセンスを紹介できればと考えています。

(関連記事)REBT(論理療法)の研修をムンバイで!

○Attitude(ココロガマエ)が感情を決める

REBTでは伝統的に、「不安」「怒り」「落ち込み」「嫉妬」など感情が乱れる要因を、その人自身がもつ「ビリーフ」として説明してきました。

たとえば、「会社から解雇された」という出来ごとがあるときに、「自分は絶対に高い評価を受けなければならない。他人から評価されなければ、自分は価値のないダメ人間だ」というビリーフを持っている人は、大きく落ち込んでしまうかもしれません。

一方、同じ出来ごとに遭遇しても、別のビリーフを持っている人は、結果も違ってきます。「他人から認められると嬉しい。でも評価されないこともある。それは残念だけど、自分は何とかやっていける」というビリーフの持ち主なら、解雇されても、比較的ダメージを受けずに次の仕事さがしに踏み出すことができることでしょう。

そのように「ビリーフ」はREBTのキーワードなのですが、最近は「ビリーフ」の代わりに「Attitude(ココロガマエ)」という言葉を使うことが増えています。「Basic Attitude」(基本的ココロガマエ)ということもあります。

他にも、関連分野を眺めると「コアビリーフ(中核信念)」「スキーマ(意識の深いレベルにあるその人の信念や思い込み)」など、いろんな用語が登場します。

専門的な定義はともかくとして、私たちが日常生活で役立てることをとりあえずの目的とするなら、次のように考えればいいでしょう。

○人にはその人ならではの「ココロガマエ」がある。そのココロガマエが感情や行動に影響を及ぼす。

「人に見捨てられることは怖ろしすぎる。人から評価されないと自分は価値がない」というココロガマエと、「世の中にはいろんな人がいる。私を評価してくれない人も大勢いるけれど、それは自分の価値とは関係ない。自分は自分なりにできることをやっていこう」というココロガマエでは、同じネガティブな出来ごとに遭遇しても、結果がずいぶん違ってきます。

これは、その人自身の深いところにある「人生観」「世界観」と言ってもいいかもしれません。

「愛される価値がない」というイラスト

このココロガマエは人によって様々だけれど、その本人にとっては「それが当たり前の事実」のように感じられることも特徴です。

「私は誰からも愛される資格がない」と思い込んでいる人は、たとえ誰かが好意を示してくれても、それを何度も疑ったり、相手の愛情を失うことを恐れて不安になったりします。

あなたの「心の持ち方」があなたを傷つけるものである場合は、それを「自分自身の助けになる心の持ち方」に変えてしまえばいい!

…というのは、実際には簡単ではありません。その人自身が今まで育ってきた環境や経験のなかで身につけたものは強力です。

だからと言って、「自分はこんな過去だから、もうダメだ」と諦めるのは早すぎます。楽器やスポーツの練習と同じで、一朝一夕にはいかなくても、コツコツ、粘り強く取り組んでいくことで、自分の支えになるココロガマエを身につけることができるのです。

○告知:オンラインサロン「ハートのフィットネスクラブ」

オンラインサロン「ハートのフィットネスクラブ」、4月テストオープン、5月正式オープンのつもりで準備中です。

オンラインサロン告知

目的は、大きく言って3つでしょうか。

(1)「ハートのフィットネス」(心のセルフケア)の習慣化

自分のセルフケアができることで、毎日の生活のパフォーマンスが向上し、ネガティブなできごとへの対応力が身につきます。そして、自分のケアができることで、家族や友人など身近な人々のサポートもできるようになります。

(2)共感的「聞く力」のスキルを磨く

相手を説得するのではなく、「まず相手を理解する」共感的傾聴は家庭や仕事などさまざまなシーンでコミュニケーションの基礎として役に立ちます。医療や支援分野で定評がある「動機づけ面接」を踏まえた最新の傾聴を学ぶことができます。

(3)カウンセリングのイメージ改革(身近なケアとして)

「肩が凝ったから、駅前の店でマッサージしてもらおう」くらいの気楽な感覚で、カウンセリングが受けられます。「仕事で嫌なことがあった」「最近落ち込んでいる」「過去の出来ごとが忘れられない」「家族のことで相談したい」「悩んでいる友達への接し方」…など、プロのカウンセラーに気軽に話を聞いてもらったり相談したりすることで、心を整えながら生活することができます。(カウンセリングは希望者のみ(有料)ですが、「高価」「病気の人が受けるもの」という従来のイメージから、「生活を整えるケアの一環」くらいに身近になることをプロジェクトのひとつとして考えています。)

どうぞお楽しみに!

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