REBT(ライブ感想/魅力/入門コース案内)
【REBTライブセッション感想】
NYのエリス研究所フライデーナイトライブ(クリスティン・ドイル先生)の振り返りメモ。
クライエント志願者は、在宅勤務の合間に、退屈しのぎとしてつい食べ過ぎてしまう看護師。
短期的な快楽(ミニクロワッサン=美味しい)と長期的目標との対比、欲求不満耐性などについての話題が出ました。
見ていて改めて感じたのは、REBTのセッションは「対話によって気づきを促す」側面が大きいということです。
クライエントはついつい「マインドレス=心ここにあらず」の状態で、コーヒー、そしてコーヒーのお供の食べ物に手が出てしまう。
それに対して、質問を重ねていくことで、短期的な快楽と長期的目標の関係、実際の行動の矛盾点にクライエント自身が気づくように促していく。
短時間で思考と行動の矛盾に気づくこと。
30~40分ほどのシングルセッションですが、クライエント自身がその気づきをセルフトークにまで持っていけたことが収穫だったように思いました。
また、「ついつい余分なものを食べてしまう」問題は、私を含め、心当たりがある人も多いように思います。カウンセリングセッションをライブで見ることで、「自分ならどうするか」という気づきも得られますね。
【REBTの魅力】
REBTの魅力として、今パッと思い浮かぶことを挙げると…
(1)シンプルなフレームワーク(ABCモデル)で、さまざまな感情・行動問題に対応できる。
(2)慣れれば、問題の核心(イラショナル・ビリーフ)に最短時間でたどり着け(数秒~数分)、ほどほどに良質な解決策を導き出せる。
(3)問題を定義して、原因を特定し、解決策を導くという問題解決の王道に即しているため、マインドフルネスや傾聴、解決志向アプローチなど他技法の要素と無理なく組み合わせることができる。
セルフヘルプの基本技法として、覚えておいて損はないと思います。
【REBT入門コース案内】
REBTの1日入門コースは、以下のページから申し込むことができます。
3/13(日)開催、申し込み締め切り2月13日
5/15(日)開催、申し込み締め切り4月14日
ご興味ある方はぜひどうぞ!
(これはJ-REBT学会の研修です。トレーナーは私ではありません)