イチローに笑われた話〜緊張しないための方法

先日引退した野球界のレジェンド、イチロー

そういえば、彼に笑われたことがありました。

僕はラジオCMのディレクターとして働いているので、ごくたまに有名人の収録があります。

有名タレントやスポーツ選手の場合は、ラジオの収録だけに来てもらうことは少なく、たいていは僕と録音スタッフがテレビCMの撮影現場にでかけて、ラジオ用のセリフをもらうことになります。

ある日、イチローの収録がありました。

スタジオ控室の机を間にして向かい合って、セリフをもらいます。

そのとき原稿のほんの小さな修正がありました。

たとえるなら、「次は新宿駅です」というセリフが「次は新宿駅ですね」になる程度の小さな変更です。

僕はイチローの目の前に置かれた原稿を返してもらって、手書きで直そうとしました。

するとイチローが…「それぐらい書かなくても覚えられるって」っと大笑い。

その場にいた人たちもそれにつられて、笑笑。

たしかに、わざわざ書き直すほどでもなかったですね。

思い返せば、イチローに笑われるという貴重な経験でした。

イラスト:イチローに笑われた

あれから10年ほど経ちますが、人と会う前にドキドキしそうなときは、イチローを思い出します。

「イチローの収録もまあ何とかなったし、今回もたいして緊張することないな」とか。

 

緊張しないための方法

皆さんは、緊張しすぎないために心がけていることはありますか。

僕の場合は他にもいくつかあります。

 

傾聴する〜話そうとするより聞こうとする

初対面の人や、久しぶりの人と会うときは「自分が何を話すか」よりも「相手の話をどう聞くか」と、「聞くこと」を中心にします。

自分が話そうとすると、その話が相手の興味を引くかどうか分かりませんが、相手の話を興味を持って聞くなら、どんな相手でも困らなくなりますからね。

イラスト:きいてみよう

(記事)韓国のスピーチクラブにて 初対面の人と会っても緊張しないコツとは?

 

クリティカルA〜サイアクをイメージする

何となく苦手だな。会いたくないな。というときは、先週紹介した「クリティカルA」(重大な出来事)の方法も効果的です。

(記事)トラブルだらけでもパニックをふせぐ方法〜「クリティカルA」

イラスト:サイアクを想像

「相手と話が合わなかったらどうしよう…」と不安になりそうなら、いっそのこと、相手が怒ってしまったり、その結果仕事を失ったりなど、「最悪の展開」をシミュレーションします。同時に「それでもこの世界や人生が終わるわけじゃない」ことを確認するのです。そうすることで「○○になったらどうしよう」という不安や恐怖心を取り去ることができます。

 

シェイムアタック〜恥ずかしさを克服する訓練

他人にどう見られるか、他人の評価が気になるときは、普段からバカなことをする訓練をしておくのも効果的です。

僕の場合は、たまにバカな格好をして町を歩くときがあります。また、いつもビートルズの歌を歌いながら町を歩いています。

ランドセル姿の筆者。大手町駅構内で鏡に写して

ランドセル姿で手を上げて横断歩道を渡る筆者

(記事)ランドセル姿で街を歩いてみた〜Shame-attacking exercise(羞恥心粉砕法)

周りの人から多少ヘンに思われても、大したことは起こらないんだと実感しておくと、いざというとき緊張しないですみます。

 

自分なりの方法を持とう

上記は僕の例なので、必ずしも同じことをする必要はありませんが、自分なりの方法をいくつか持っておくことはオススメです。

イラスト:選べる風船

緊張しそうなとき、落ち込みがちなとき、怒りで我を失いそうなとき…行き場がなくなるのではなく、自分で方法を選べるようにしておくこと。

このホームページでは、傾聴や、認知行動療法のひとつであるREBTの方法をいろいろ紹介しています。

それは「ここで紹介する方法だけが正しいやり方」というものではありません。

感情や行動をコントロールし、コミュニケーションを円滑にするためにはいろんな方法があります。

皆さんがいざというときに選べる選択肢のひとつとして役立てていただければと願っています。

 

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